更新は不定期ですが、前日には一応チェックしてください。

2008年10月09日

■課題-3 カードスタンド

ケント紙を使ってカードスタンドの制作をします。
各自テーマを決めてポストカード用のスタンドを制作してください。
紙の白を生かし、紙を折ったり曲げたり切ったりすることでできるシンプルな形を使います。

提出方法は下記のようにします。
1)現物のプレゼンテーション:授業時間に
2)PDFデータをアップロードサーバに提出:授業開始時までに
PDFデータはA4縦サイズにレイアウトしてください。
実際にポストカードを立てた状態で撮影した写真を最適な大きさにレイアウトし、残りのスペースに、
・制作意図/テーマ
・工夫した箇所
等を記述してください。
※提出日と氏名も忘れずに記入すること。
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■紙の規格

紙の規格は縦と横の比率が常に同じになるように1:√2(1.4)の比率で作られています。

【仕上げ寸法】
JIS規格で決められており、A系列は国際規格と同様、B系列は日本独自の規格です。
A0=1.0平方m=841*1,189mm
B0=1.5平方m=1,030*1,456mm

【原紙寸法】
紙は、印刷・製本時の余白のために仕上げ寸法より大きなサイズで作られます。

A列本判 625*880mm → A1判 594*841mm
菊判 636*939mm → A1判 594*841mm
B列本判 765*1,085mm → B1判 728*1,030mm
四六全判 788*1,091mm → B1判 728*1,030mm

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■紙の目:Y目・T目

【紙の表・裏】
洋紙では、なめらかな方が表、抄紙機の跡が付いた方が裏です。和紙ではこの逆になります。

【紙の目】

パルプは抄紙機の上を流れてロール状の紙に形成されます。この流れが紙の目です。
ロール紙をカットする向きによって縦目(T目)の紙と横目(Y目)の紙が出来ます。
  • 縦目(T目):紙の目が長辺と平行に流れている紙
  • 横目(Y目):紙の目が短辺と平行に流れている紙
紙のサイズは横*縦で表示されるので、小さい数字*大きい数字の順ならT目の紙、大きい数字*小さい数字の順ならY目の紙になります。

目の方向によって、折ったり・曲げたり・破いたりしやすいかどうかが左右されます。
本やパンフレットを作る際には、本の上下方向と目の流れを揃えます。
長辺を綴じる場合には、判型が奇数の場合にはT目、偶数の場合にはY目の紙を使います。
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■紙の単位

【坪量】
紙1平方メートルあたりの重さ(g)

【連量】 連:1,000枚(板紙の場合は100枚)
紙1,000枚あたりの重さ(kg) 

【紙の取引】
紙は1連(1,000枚)単位で取引されます。
紙の値段は1kgあたりのキロ単価で表され、(連量)*(キロ単価)*(連数)で計算します。

【紙の厚み】
紙の厚みは種類によって異なります。書籍などを作る場合には、必要なページ数を実際に製本した束見本を作成し、背表紙の厚さを確認してデザインします。
16枚重ねた状態での厚みを表示してある紙見本帳もあります。
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■紙の種類

【非塗工紙】 アンコーティッド・ペーパー
表面に顔料が塗られていない紙
  • 上質紙:ケミカルパルプ100%
  • 中質紙:ケミカルパルプ70%以上
  • ザラ紙:ケミカルパルプ40%未満

【塗工紙】 コーティッド・ペーパー
顔料でコーティングし、圧力をかけてツヤを出した紙
  • アート紙:上質紙・中質紙をベースに1平方mあたり20g程度のコーティング
  • コート紙:アート紙の半分くらいのコーティング
  • 軽量コート紙:コート紙の半分くらいのコーティング
  • 微塗工紙:軽量コート紙よりも更に少ないコーティング
  • キャストコート:アート紙よりも強い光沢をつけた紙
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■紙についてもっと詳しく知るには

製紙会社のHPには、紙の歴史や製造工程などについて、詳しく紹介されているページがあります。
個々の紙についての特徴や適性について知りたいときに確認してみましょう。

  • 王子製紙 Designer's Paper Forum 紙の基礎知識
http://www.ojigroup.net/designers/knowledge/index.html

紙を作るフロー

http://www.ojipaper.co.jp/envi/flow/index.html

  • 日本製紙 紙の豆知識
http://www.np-g.com/npi_mame/index.html
  • 竹尾 紙を知る
http://www.takeo.co.jp/web/paper/basics/size.html
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2008年09月29日

■課題-2 半紙で箸を包む

半紙または奉書紙を使って箸袋の制作をします。
各自テーマを決めて5膳分の箸袋を制作してください。
紙の白のみを生かして制作してもOKですし、差し色に他の紙を使用してもOKです。(「匂い」と言います。)

提出方法は下記のようにします。
1)現物のプレゼンテーション:授業時間に
2)PDFデータをアップロードサーバに提出:授業開始時までに
PDFデータはA4縦サイズにレイアウトしてください。
5膳並べた状態で撮影した写真を1/2程度の大きさにレイアウトし、残りのスペースに、
・制作意図/テーマ
・用途/目的
・工夫した箇所
を記述してください。
※提出日と氏名も忘れずに記入すること。
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■課題-1 パッケージの観察記録

身の回りにある紙でできたパッケージを観察します。
初日に配布したサンプルを参考にして、2回目から11回目まで10回に渡って観察記録を作成・提出してください。
また、毎回の授業で3人前後の人に、観察内容の発表を行っていただきます。
この観察記録の提出を出席とします。
提出が5回終わった時点で、グループによるパッケージ分析を行います。
(5回目まではコピーを提出すること)
12回目の授業時に、一冊のポートフォリオにまとめて提出してください。

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2008年09月18日

■この授業について

[授業の目的]
紙を使ったパッケージデザインのための基礎的な知識と技術の習得を目標にします。


[授業の内容と課題]
  1. パッケージの観察記録
    身の回りにある紙でできたパッケージを観察します。
    本日配布するサンプルを参考にして、来週から11回目まで10回に渡って観察記録を作成・提出してください。また、毎回の授業で3人前後の人に、観察内容の発表を行っていただきます。
    この観察記録の提出を出席とします。
    提出が5回終わった時点で、グループによるパッケージ分析を行います。
    12回目の授業時に、一冊のポートフォリオにまとめて提出してください。

  2. 伝統的な日本の折形について触れ、箸袋を制作します。

  3. シンプルなペーパープロダクトとして、ポストカードスタンドを制作します。

  4. 正四面体・立方体などの基本立体の制作を通して、折る・たたむ・曲げる・丸める・ねじる・撚る・切る・貼る・差し込む・留める・重ねる・ずらす・かぶせる・継ぐ・・・・などの、紙に対する加工方法を学びます。

  5. 既存パッケージの分解→図面化→再構成を通して、紙のパッケージに施されている細部の技術を実体験します。また、リデザインした商品案をプレゼンテーションする技術についても考えてみます。

  6. グリーティングカードやポップアップ絵本に用いられている並行折りや斜め折り等のテクニックを学び、オリジナルのポップアップカードを制作します。


[授業計画]
01回目 9/18
 ・オリエンテーション:授業の概要
 ・パッケージ観察記録用フォームデザイン
02回目 9/25
 ・折形について
 ・箸袋制作
03回目 10/2
 ・紙について
 ・箸袋講評
04回目 10/9
 ・基礎立体─1
 ・ポストカードスタンド制作
05回目 10/16
 ・基礎立体─2
 ・ポストカードスタンド講評
 ・基礎立体制作
06回目 10/23
 ・基礎立体講評
07回目 10/30
 ・パッケージ分析─1 概論
 ・既存パッケージのリデザイン─1
08回目 11/8 11/13
 ・パッケージ分析─2 グループ作業
 ・既存パッケージのリデザイン─2
09回目 11/20
 ・パッケージ分析─3 発表
 ・既存パッケージのリデザイン─3 1
10回目 11/27
 ・既存パッケージのリデザイン─4 発表 2
 ・ポップアップカード制作─1
11回目 12/4
 ・既存パッケージのリデザイン─発表
 ・ポップアップカード制作─2
12回目 12/11
 ・ポップアップカード制作─3・アンケート
13回目 12/18
 (授業内試験週間)自主制作期間
14回目 日程未定
 (合評週間)合評:日程・場所は後日連絡
  合評対象:リデザインパッケージとポップアップカード

このブログには、紙やパッケージデザインに関係する補足資料等を掲載します。

[評価方法]
出席2/3以上と積極的な授業参加をベースにします。
課題の提出とその完成度を加味して評価します。

[注意事項]
教室の変更などについての連絡を行うことがありますので、欠席した場合は次週の予定を確認してから出席してください。
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■紙の専門店を訪ねてみましょう─1

関西地区で有名な紙の専門店を紹介します。
授業の合間にぜひ訪ねてみてください。

  • 竹尾 大阪見本帳
http://www.takeo.co.jp/web/shop/osaka.html
特殊紙に強い紙の専門商社です。ショールーム「見本帖」では、ペーパーアドバイザーが紙についての専門的な質問に答えてくださっています。
また、毎年春に開催されるTAKEOペーパーショウでは、紙という素材に対して様々なジャンルのデザイナーが様々な視点からの提案を行っていて、見応えがあります。
http://www.takeo.co.jp/web/event/papershow/2004.html
http://www.takeo.co.jp/web/event/papershow/2008.html

  • 平和紙業 ペーパーボイス大阪
http://www.heiwapaper.co.jp/j/shop/shop.html
多彩なサンプルを手にとって確認することができます。詳細なアドバイスを受けることも可能です。
第54回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展・
2008日本タイポグラフィ年鑑受賞作品展

会期:9月16日(火)〜9月25日(木)(9:00-17:00、土日休)
9月24日[水]17:00〜18:00には、ヘルムート・シュミット氏による特別講演「スイスタイポグラフィの源泉」が開催されます。
http://www.typo.or.jp/news/index.html

  • 紙司 柿本
http://www.kakimoto1845.com/paper01.html
数多くの和紙に触れることができます。向かいにある龍枝堂や二条通りの賛交社‎など、中京区には書道用品や紙の専門店が多くあります。

  • 京都 楽紙館(らくしかん)
http://kami-kyo.to/
http://kami-kyo.to/salon.php
上村紙株式会社が運営。ショッピングフロア意外に、紙芸教室やアートスペースなどがあり、紙の手漉き体験やちぎり絵教室も開催されています。
上記本店以外にも、京都文化博物館1Fに文博店があります。

  • 鈴木松風堂
http://www.shofudo.co.jp/
http://www.kyotokamikobo.com/guidance/course/
話雑貨コーナーの奥には、パッケージデザインの提案コーナーがあります。和菓子・洋菓子などのパッケージの企画・開発も行っている会社です。道路をはさんで向側に、体験工房もあり、紙を使った作品作りを体験できます。

いずれも、アドバイザーの方がいらっしゃったり、ギャラリーが併設されていますので、紙に関する様々な相談にのっていただけます。
小さな紙見本に触れるだけではとらえきれない体験ができます。
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